経理経験が長い人でも苦手な取引はある

業歴の長い企業はそれなりの経験を有している経理担当者の方がいることが多いので、しっかりした経理ができているのですが、それでも苦手にしている部分は少なからずあります。

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業歴が長いと経理担当者の方もある程度しっかりした方が務めてらっしゃるので、何をしていいのかわからないということは少ないのですが…

「消費税」「海外取引」といったあたりは経理経験が長い人でも判断に迷うことが多いようです。 

外国通貨や外貨建ての債権債務を保有している場合に、決算時や決済時にレート変動の影響を受けることがあります。海外との取引があると、その国の通貨で支払をしたり支払いを受けたりするわけですが、日本のレートつまり「円」に換算替えをしなければいけません。外国通貨や外貨建ての債権債務について円貨との決算及び換算替えの際に外国為替相場の変動により生じる科目が為替差損益ということになります。

読んだだけではよくわかりませんが(笑)、業務でやっていると笑い事ではないわけでして…

あと、「消費税の可否判定」に迷うという話もよく聞きます。 当然といえば当然の話しで、会計事務所の新人さんなどは可否判定が怪しいという人も相当数います。そうであれば、経理担当の方が可否判定に迷うというのは仕方のない話かもしれませんね。

世の中の流れ的に、これからますます海外取引が増えていくでしょうし、 消費税の判定も複雑になるでしょう。社長自身が経理をされている場合、そのようなリスクは把握されているのでしょうが、全く担当者に任せきりっという場合には、経理担当者の判断が間違っている(決して間違えようと思ってやっているわけではないですが、難しいので仕方がない面があります)場合があるので大勢を見なおすとかしなければいけませんね。

これから会計事務所の就転職シーズンですが、新人の方はそういった勉強もしておくと良いのではないでしょうか。