社風=社長の考え方

中小・中堅企業では社風というものは、イコール「社長の考え方」です。

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社風とは

会社の雰囲気とか、会社における空気感とかそういったフワッとした会社の性格的なものを社風といいます。もう少しガチッとしてくると「経営理念」とかそういった硬い感じになりますが、ここで言う社風というのはフワッとした会社の性格くらいに考えて下さい。

硬い雰囲気、柔らかい雰囲気、活気がある、みんな真面目、フランクな感じ、のんびりしているetc…いろんな雰囲気や社風があります。

取引をする場合にも、その会社の社風をわかっていれば提案方法なども変わってくるでしょうし、働く人にとっては社風とあっていれば働きやすいし、というふうに(社風だけで物事を判断することはありませんが、) 社風が見えてくるとやりやすくもなります。

社風=社長の考え方

税理士という商売は、いろいろな会社を見ることができるのですが、中小・中堅企業においては社風=社長の考え方です。

社長がおおらかな人だと社風もおおらかだし、厳格な人だと硬い感じの社風になります。

極端な例ですが、独立する前の修行時代にみた会社では、就業時間中はほぼ死後が無い会社がありました。パソコンのキーボードを打つ音や、時おり鳴る電話の音がやけに大きく聞こえたのが印象に残っています。

いい悪いの問題ではないので、どうこう言うつもりはないのですが、その会社では僕は働けないだろうな(笑)思いました。(僕は仕事中も軽く雑談とかがあったほうがいいと思っているタイプなので。もちろん、仕事はしっかりするのが前提ですけど)

社長の影響力は大きい

今の話からも分かる通り、中小・中堅企業においては社長の考え方が会社に及ぼす影響力は絶大です。 

どんな大企業も中小・中堅企業からスタートするのですから、ほぼすべての会社は社長の性格によって社風が決まっていると言っても過言ではありません。 

言い換えれば、会社の雰囲気は社長本人が醸し出している雰囲気とか性格が反映されているともいえます。 

社員にとって働きやすく、取引先も信頼してくれている会社であるならば、その会社の経営者(社長さん)は一角の人物と言ってもいいでしょう。逆に、社員がみんなしんどそうにしていたり雰囲気が重かったりすれば(もちろん全てではないですが)社長の責任も大きいので自分を見直さなければならないでしょうね。