正社員を雇うときに気をつけること

正社員を雇うというのは、大きな投資です。手続きだとかも、もちろん気をつけなければいけませんが、やってしまいがちな失敗も気をつけるべきかと。

安易にバイトを正社員にしない

アルバイトを正社員にするという話は、耳にすることもありますが、「安易に」正社員にするのは考えものです。

アルバイトと正社員は必要な能力も違えば、求められる成果の水準も異なります。
アルバイトとしては良くても、正社員としては物足りないとなっても、安易にクビにはできません。

アルバイトを正社員にするならば、他の正社員と同じような選考の手順を踏んで、キチンと検討すべきでしょう。

給料に余白を残す

最初から目一杯だすと、「上げしろ(余白)」がなくなるので、支払うのがキツくなります。
しかも会社は従業員に渡す給料以外にも、社会保険料や通勤交通費なども支払わなければなりません。

キツイ水準で給料を払っていると、従業員の仕事ぶりにも不満が出やすくなりますし、キツく当たれば、雰囲気も悪くなる。

そうでなくても資金繰りがキツくなる。

給料は上げることはあっても、なかなか下げられませんから、初めから目一杯だすというのは愚策以外の何物でもありません。

キチンとケアする

従業員を雇っても、そのまま放ったらかしでなく、キチンとケアしなければなりません。
ケアできてないと、辞めていく可能性が高まります。

また新たな人を雇う、つまり「人が代わる」と募集して面接して…といった手間もかかるし、お金もかかる。時間もお金も、すなわちコストが余計につきます。

メンタル的なことも気をつけないといけないし、キャリアなども相談に乗るなど、ケアすべきことは色々とあります。
(それだけやっても辞めていきますが…、やらないよりは、やったほうがいいに決まってます。)