決算日をテキトーに決めてる会社は、いい加減な傾向があります。
決算日とは
会社は倒産しない限り続いていきますが、利益や税金を計算するために期間を区切ります。この期間は通常1年単位で、一年の最後の日を決算日と言います。
7/1から6/30の期間をとった場合には、6/30が決算日です。
この期間は自由に設定でき、後から変更も可能ではありますが、テキトーに決めると面倒も多いです。
決算日は繁忙期をはずす
決算日は繁忙期を外すというのが一般的なセオリーです。
というのは、1年間の利益を確定させ税金を計算するのは、税理士に依頼したとしても、「会社がしなければならないこと」「考えなければならないこと」も多くあるため、業務の比較的落ち着いたときにすべきものだからです。
決算に限らず、落ち着いて考えるべき問題に対処するのには、業務が落ち着いた頃合いを見計らって…となるのが普通。
考えなしに、繁忙期に決算日を設定すると、決算に必要な作業に集中できず、売上見通などがブレるため、経理周りが乱れやすくなります。
一事が万事
会社を作るときに決算日を決めるわけですが、先を見通して決算日を決めている会社もあれば、そうでないところもあります。
全ての会社に当てはまるわけではありませんが、
決算日をテキトーに決めている、先の見通せない経営者とも言えるし、決算や経理を軽く考えてる杜撰さも垣間見れます。
決算や経理そのものが何かを生み出したり、直接的に利益をもたらしたりするわけではありませんが、蔑ろにすると多大な不利益を被ります。それすらも想像できない…というのは杜撰を通り越して、危機感が足りない。危機感ばっかりでも困りますが、危機感がなければあっという間に潰れます。
会社の経理にとってもっとも大事な、決算日ですらそうなのだから、そのほかのこともテキトー…だと推測は容易にできるでしょう。
決めごとをテキトーにしてる会社はダメ
決算日が典型ですが、会社の決めごとをテキトーにしてる会社はダメな傾向があります。
そもそも会社を運営していくには、さまざまな決めごとが必要です。
会社の憲法である定款、働くルールの就業規則、給与規定、旅費規定…etc
明文されたものでなくても、ルールはあるはずです。決めごとすなわちルールがテキトーな会社が、「自身を律せらせるか?」というと疑問ですから、その観点から、ダメな会社と判断できるでしょう。