勉強であれ、仕事であれ、経営においても自分の価値観との違いに折合いをつけなければなりません。
法律などは
学校の勉強では、理論の辻褄があっていればマルとならないこともありませんが、法律など社会科学においてはそのような訳にもいきません。
法律などは、自分自身がどう考えるかはさておき、法として定められているので、従わなければなりません。
また、税法などはとくにそうですが、「決めつけ」で取扱が定まっている面もあります。税率などは、まことしやかな理屈があったとしても、実際のところは決めつけです。
そんなところに、自身の考えをぶつけても変わりませんし、どうしようもないですから、自身の考えや価値観はひとまず置いておいて、「そうゆうもんだ」と受け入れるべきでしょう。
そのうえで、「じゃあ、どうするか?」を考えればいい。法律として定まっていることを否定しても、始まりませんので。
仕事などは
仕事もそうで、個人の考えや主義主張からすると合理的でなかったり、場合によっては受け入れがたいことも多くあります。古くからの慣習とかしきたりとか。
ただ、そういったものがあるというのは仕方のないことで、会社勤めの人間が、古い慣習が受け入れられないからと言って無視したところで、その組織から爪弾きにされるだけでしょう。
会社などの組織では、多少の融通もきかないこともないでしょうが、軍隊ならばどうでしょう?
命令をきかない兵士がいれば、その人だけが死ぬのは、まあ百歩譲って仕方ないとしても、最悪の場合、部隊が全滅です。(命令を聞いても全滅することはあるでしょうが、聞かない場合よりは少ないでしょう)
やはり、仕事においても古い慣習やしきたりとか不条理は、とりあえず受け入れてみて、そのうえで変えていく方法などを模索するしかない。少なくとも、「俺は気に食わないからやらないよ」では、やはり爪弾きに遭うでしょう。
経営などは
経営においても、他社(他者)との価値観の違いに折り合いをつけなければなりません。
経営の場合は、儲けるためにやっていることだから、取引先などの価値観が違ったとしても、お互い損しないようにという妥協点を探しやすい面はあります。
ただ、取引先が「自分さえ良ければ」みたいな価値観だと苦労しますが。
そういった場合も、切り捨てることが容易にできればいいのでしょうが、様々な理由からそうできない場合もあります。
その場合も、つまり価値観が違ったとしてもうまい妥協点で折合いをつけておかないと、思わぬトラブルになることもありますので。
ある程度慣れてくれば、そういった大きく価値観の異なる人や会社を躱すことは、ある程度は出来てくるのでしょうけれど、完全にシャットアウトというのは、チョット難しいというのは世の習いです。
価値観の違いは大なり小なりあるので
価値観が全く同じ人などいないので、大なり小なり違いはあります。
我を通そうとしすぎると衝突しますし、完全に躱そうとしても「もらい事故」はあります。
社会生活を営むうえで、完全に関わりを断つというのも無理なので、多少は受け入れざるを得ません。
柳に雪折れなしとも言いますし、
勉強であれ、仕事であれ、経営でも他者(他社)の価値観に寛容であるということが、有効なのではないでしょうか。