損得が分からなければ経営はしない

損得が分からなければ経営はやめておいた方が無難です。損得がわかるというのは、勉強して身につく部分もあるし、センスと言うか先天的な性格による部分もあるので、起業準備段階ならば「やめておく」というのも選択肢として考えるべきです。

儲けから自分の給料が出ている

経営は損することもあれば得することもあります。損して得とれ言葉もありますが、損ばかりしていては経営は成り立ちません。

脱サラして起業するという場合、今までは自分の全ての行動に「損得」を意識していなかったかもしれませんが、起業してからは常に考えていかなければなりません。この切替に戸惑う人は多く、仕方の内部部かとも思われます。

ただ、その損得がプラスの方向に振れれば利益(儲け)であり、そこから自分の給料な出ているので、利益がなければ給料は出ません。

損得は自分で計算する

損得は自分で計算しなければなりません。そうでないと、得意先や仕入先との価格交渉もできません。
いくらで仕入れていくらで売るのか?
どのくらい売らないといけないのか?
といったことは当然誰でも考えますが、さらに踏み込んでいくと
行動Aと行動Bではどちらが会社(自分)にとって得なのか?
といったことまで考えて、行動をしなければなりません。

目に見える損得だけでなく、「時間」や「取らなかった選択肢」など目に見えない損得も考えるわけです。だから、損得を自分で判断できないのであれば経営はしない方がいいです。

自分だけが得をするということはあり得ない

商売は常に相手がありますので、こちらだけが常に一方的に得をしていれば、相手は損をしていることになりますから、破綻してしまいます。

これもシンプルに考えれば当然だし、経験則で分かることで、どちらかが一方的に損したり得したりは長期的には成り立ちません。

ところが損得の計算ができないと、自分が一方的に得しようとしたり、自分が一方的に損なのに気づかない。自分が損してる場合には、会社の状況から気付きがありますが、自分が一方的に得しているときには、周りは教えてくれませんし、そんな人からは離れていきますから、気づかないものです。

損得の計算はすぐに身につくものでもありませんが、起業前からでも意識さえしていればある程度は見えてくるはずです。
それが嫌ならば経営はしない方がいいし、雇われの身に不満を持ってはいけません。