「話しやすい税理士」がいい税理士

以前に税理士の能力差は分からないから、相性が大事だと話しました。もう少し突っ込むと、「話しやすい税理士」はいい税理士だと言えます。

話しにくい人もいる

話しにくい雰囲気の人っています。
なんだかものすごく上から目線で話す人とか、質問しづらい空気をまとっているとか。クライアントに怒ってばかりいる人もいるそうです。

まあ、税理士も、その職員も人間ですからいろんな人がいます。
ただ、あまりにも合わないなという場合、メンタル的にやられてしまいますから、変更してもいいでしょう。

話しやすい≠イエスマン

ただ、税理士の立場から言うと話しやすいというのは大事な要素ではあるのですが、「言うべきことは言う」というスタンスも必要です。完全に会社のイエスマンになってしまうと、税務申告などの適法性などの担保が怪しくなってしまっては元も子もありません。

話しやすさと、言うべきことは言うという会社から一歩引いたスタンスとをうまく両立出来ていないと税理士としての機能も果たしていないし、会社にとっても役に立ちません。

話しやすいのは大事

話しやすいか、話しにくいかは実は非常に大事です。

中小企業=社長ですから、社長がどう考えてるのかを知り、業務のことを教えていただき、会社や社長のことを理解しておかないと、会社の実態に即した対応ができません。
平たくいえば、社長や会社のことがわかってないと…

「社長、4ヶ月後資金がショートするかもしれませんから融資の準備しましょう」といった単純なことすら言えませんし、
社長も「お金借りた方がいいのかどうなのか?」も聞けなければ、判断もつきません。
それで会社が良くなるんでしょうかね?

高圧的な態度なのは能力が無い裏返し?

高圧的な態度の税理士(税理士に限らず社会一般でも高圧的な人はそうでしょうけど)は、おそらく自身の能力に自身がない裏返しとも考えられます。

お互い社会人ですから、例を逸していなければそこそこ円滑なコミュニケーションが取れるでしょうけれど、それすら難しいというのは能力などに自信がないから虚勢を張っているわけです。

そんな人の虚勢のために、不快な思いをするというのは理不尽なのですが…

話しやすいだけでもダメだけれど

話しやすいだけで、実力が伴ってなければダメなんでしょうけど、試験に通ってれば最低限の能力はありますから、大丈夫でしょう。
困ったのは、事務所の職員さんのパターン。

これは試験に通ってない場合が多いので、能力が担保されてない。
最終的に、所長が判断するので結果オーライかもしれませんが、その職員と所長のコミュニケーションが取れてないと…
そもそもクライアントともコミュニケーション取れてない人が、所長と取れてるのかは?
担当者を変えてもらいましょう。