勉強にはモチベーションが必要ですが、強烈な恐怖感というものがモチベーションになり得ます。
背水の陣
難関といわれる資格試験などについて、ここまでしなくても合格はするのでしょうが、より早くより確実に合格するためにモチベーションを上げる必要があります。
そのためには「背水の陣を敷く」というのも一考の価値があります。
つまり仕事は辞めて恋人とは別れ娯楽を断ち、ひたすら勉強に集中するわけです。
(多少の息抜きはいいかもしれませんが)
仕事を辞めると
仕事を辞めると、貯金の切り崩しで生活しなければなりませんから、減っていく貯金残高のプレッシャーが強烈なモチベーションになります。
加えて、仕事を辞めると(経験のある人なら分かるでしょうが)、辞めて1,2週間は仕事の辛さから解放された喜びで過ごせるのですが、仕事=世間から離れている期間が長くなると社会復帰出来ないかもしれないという、これまた強烈なプレッシャーがかかります。
この恐怖感は筆舌に尽くし難いものがあり、孤独感や罪悪感に苛まれるのです。
何もすることがないと、そういったマイナスなことばかり考えてしまいますから、勉強するしかなくなります。
恋人と別れる
試験勉強には色恋や酒は厳禁です。
恋人と別れ勉強ばかりしていると、自分の存在意義なんかを疑いはじめます。
そんなもの考えても仕方ないのですが、暇だと考えるのでしょう。
そして、自分の将来に強烈な恐怖感を感じずにはいられません。
年老いていく親、次々と結婚していく友人知人(場合によっては兄弟姉妹も)、バレンタインやクリスマスはさぞ心細いでしょう。
こんな思いはするものか、試験に受かって恋人と過ごすんだ、というのが強烈なモチベーションになるでしょう。
娯楽を断つ
多少の息抜きは必要ですから、軽くジョギングするとかそんなのはいいとして、娯楽は断たねばなりません。
というかそんなことしてる間があったら、勉強しないといけません…
勉強のモチベーションが上がってくると、娯楽では楽しめなくなってくるので、勝手に勉強するようになります。
例えば、テレビ見ていても全く笑えなくなってきて、こんなくだらないことしてるんだったら勉強したほうがマシみたいな心理状態になる。
なぜこんなに苦しまなければならないのか
こんなことをしていると、なぜ自分はこんなに苦しまなければならないのか?という地獄に陥ります。
ただ、仕事もやめて恋人もおらず娯楽もない人間ですから、苦しんで苦しんで苦しみ倒して社会復帰しなけれなりません。
このままだと無価値です。(実際にはそうではないのですが、そのように思わないと乗り切れません)
だから苦しんでるんじゃないんだと、人並みに戻るための禊ぎなんだと考えて受け入れるべきでしょう。
隙間を開けないと
人生における時間は有限ですから、できることは限られています。あれもこれもは出来ません。
本棚を思い浮かべて、古い本を捨てないと新しい本が入ってこないのと同じことで、いままでの習慣やしがらみをある程度は断たないと、勉強時間が捻出できません。
なんの恐怖感もないと、古い本を捨てることも出来ませんので、恐怖感というのは最高のモチベーションと言うわけです。