財務分析 自己資本比率

 自己資本比率とは会社の潰れにくさ・安定度を示す指標です。会社が調達してきたお金(自己資本+他人資本)のうち、返済のいらないもの(自己資本)の比率ですから、数字が大きければ大きいほど倒産しにくい・安定した経営ができるということです。

自己資本比率とは

 自己資本比率は、「自己資本÷総資産」で求めます。分子の自己資本は、株主等から提供された返済不要の元手、分母の総資産は、会社が調達してきた財産の合計です。つまり、返済不要の自己資本が調達元の何%かを求めているわけです。

 

 自己資本比率が小さいと、他人資本(借入金など)が大きいので、経営が不安定になると言われています。借入金が大きいので、資金繰りも厳しく、返済に不安があるため融資も受けにくくなります。逆に、自己資本比率が大きいと、会社の独立性を確保でき、安定した経営ができます。借入金が少ないので、資金繰りは安定し、いざという時の融資も受けやすくなります。

 

目標は40%

 自己資本比率の目安ですが、

 50%超→超優良企業

 40%以上→優良

 20%〜39%→普通・まずまず

 中小企業の平均→15%くらい

 と言われています。

 

自己資本比率を大きくするには

 自己資本比率を大きくするには、分子である自己資本を大きくするか、分母である総資産を小さくするかです。

 

 自己資本を大きくするには、利益をたくさん出して税金を支払うことです。すると利益剰余金が増えますので、自己資本が大きくなります。税引後のお金をたくさん確保することで、会社の安定度が増すわけです。

 

 総資産を小さくするには、不要な固定資産を整理したり、売上債権や在庫のスリム化を図る方法が考えれます。

 

 自己資本比率があまりにも低すぎると、融資を受ける際にも問題視されるので、ある程度の数字が確保できるように心がけましょう。