レシートと領収書の違い

 レシートと領収書は何が違うのでしょうか?

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基本的には同じ

 レシートと領収書は基本的にはほぼ同じものになります。英語の意味は同じですので。

 

 日本ではレジから出力をした宛名の記載の無いものをレシートと呼び、宛名を記載した手書きのものを領収書と呼ぶことが一般化しているようです。

 

 要は支払の事実が証明出来れば良いわけですから、レシートであれ領収書であれ基本的にはどちらを保存しても問題は無いわけです。

 

レシートは感熱紙なので…

 ただ保存を目的に考えると、レシートは感熱紙で出来ていますので長時間日に当たっていたりすると記載されている事項が消えてしまうことがあります。

 

 記載事項が消えてしまっては、支払の事実の証明も困難になりますので、保存には気をつけたいところです。

 

 余談ですが、むかしはレシートの記載内容がはっきりしていなかったのでレシートを保存するのではなく領収書を保存するように指導されていたこともあるらしいです。

 

消費税法上の問題

 消費税の仕入税額控除の適用を受ける場合(預かった消費税から、支払った消費税を差引く場合)、以下の事項を記載した書類を保存しておく必要があります。

 

①書類の作成者の氏名又は名称

②課税資産の譲渡等を行った年月日

③課税資産の譲渡等にかかる資産又は役務の内容

④課税資産の譲渡等の対価の額

⑤書類の交付を受ける当該事業者の氏名又は名称 

 

 レシートの場合、⑤の事業者の氏名又は名称が記載されていないので消費税の仕入税額控除を受ける場合には少しめんどくさいことになります。

 

 上記の場合でも、3万円未満の場合には⑤の記載事項は不要とされているので、結論としては3万円未満の時は領収書でもレシートでも問題なく、3万円以上となる場合には領収書を貰ったほうが無難ということになります。

 

 まあ、大きな金額の買い物をしたら領収書をくれることが多いので、そこまで意識する必要もあるんだろうか?とも思いますが(笑)