なぜ事業をするのに記帳が必要なのか?

 日々の取引を帳簿につけ記録することを、記帳といいます。なぜ記帳をするかというと、①税金を払うため②業績を把握するため③金を借りるためetcといったところが主な目的でしょうか。

税金を払うため

 法人であれば法人税、個人事業主であれば所得税が、事業を行っていくうえでウエイトの大きな税金になります。これらは、儲けに対してかかる税金ですので、儲けを把握するためには、日頃の取引をキチンを帳簿に記録する必要があるわけです。

 

 また、法人であれ個人事業主であれ、消費税についても簡易課税は別として日々の取引をしっかり記録しておかなければ正確な税額の計算が難しいです。

 

 これらの税金は、法人や個人事業主自身が計算をし納付をするという性質のものです。計算を間違えて少なく納付をしていたり、そもそも税金を納めていないとペナルティが課せられます。

 

 無駄な税金を支払わないことが一番の節税です。そのためにも、記帳が必要となります。

(参考)なぜ税金を支払うのか?

 

業績を把握するため

 日々の取引をきちんと記録し、試算表などの書類にまとめることによって業績を把握出来るようになります。

 

 試算表とは、一定期間の儲けや損失をあらわす損益計算書と、一定時点での財産や借金などがどのくらいあるかを表す貸借対照表を併せた書類です。

 

 試算表から、儲かっているのか損しているのか、このお金は使っていいのか貯めておかないといけないのかetcといった初歩的なことから、業績の予測・分析など様々なことが分かります。(知識は必要ですが)

 

 このような、業績をしっかり把握し、経営に活かすためにも記帳をしっかりして、試算表などの書類の正確性を担保しなければいけません。

(参考)月次試算表の見方 、試算表の使い方

 

金を借りるため

 先述した「業績を把握するため」の発展的な話ですが、金を借りるためにも記帳は重要です。

 

 中小企業の場合、お金の調達は殆どが金融期経由となります。金融機関も商売でお金を貸していますので、回収出来るのか・利息はしっかり払ってくれるのかetcといった観点から会社を評価します。

 

 その際に、重要な役割を果たすのが試算表ということになります。決算を終えてすぐのタイミングですと決算書を使用するのですが、決算から間が空くとその時点での業績を表す試算表を使用します。

 

 試算表に表れた数字をベースにお金を貸すかどうかを決定するわけですから(もちろん定量的な要因だけでなく、定性的な要因もありますが)、試算表の基礎となる記帳が重要なことが分かります。

(参考)定性的と定量的

 

 

 以上のように、中小企業などが事業をしっかり回していこうと思うと、記帳は欠かせないものだと分かります。きちんと記帳しましょう。