資格で独立を目指すならヒマな事務所を狙え!

税理士などの資格では、単に資格を取得しただけでは登録ができず実務経験が必要なものがあります。

どこで実務経験を積むか?

税理士試験では2年間の実務経験が必要ですが、この2年間は合格の前後いつでも構いません。また一括で2年でなくても累積でも構わないことになっています。

 

親が商売をやっているとか、親が税理士だとかの人はそこで実務経験を積めばよいので楽勝なんですが、そうでない人はどこかの事務所に勤めて実務経験を積む必要があります。(個人的には実務経験の要件は見直すべき部分があるんじゃないのかなとも思いますが、色んなシガラミがあって難しいんでしょうね^^;)

 

この実務経験なんですが、どこで積むのかってのも悩ましいところです。自分が将来なりたい明確な税理士像(他の資格でも構いませんが)があって、まさにそのお手本になりそうな先生がいるのであればそこの事務所にお世話になるのが一番いいのでしょう。

 

しかしながら、そんな先生がゴロゴロ転がってるわけでもないし、素晴らしい先生方もいらっしゃいますがその先生が直接ご指導くださることも稀でしょうし、そういった事務所で上手いタイミングで求人があるのかというとなかなかそんなに都合良くはいかない。

 

どこも大差ない

税理士にかぎらず士業の事務所ってのは、所長先生のパーソナリティがそのまま運営方針や社風になってます。言葉は悪いですが、人をある程度使い潰してもいいと考えてる事務所であれば労働環境は悪いし、人がやめるコストが勿体無いので人を大事に長く務めてほしいって事務所は労働環境としても融通がきくし働きやすいです。前者であれば残業も多いし(給料はピンきりです)、後者であれば残業もある程度融通がききます。

 

個人的な見解ですが、税理士の実務経験って最低限の力量を確保できればいいと思います。

 

真の実力は開業してからつくものですから。

 

身も蓋もない話ですが、実務経験をどこで積んでもそんなに大差ありません。忙しい事務所で積んでも、暇な事務所で積んでも、親の会社で積んでも(この場合2年では足らない場合がありますが)同じです。どこの事務所も対してやってることは変わりありません。(もちろん、自分から調べたり勉強するという姿勢であるというのは大前提ですが)

 

だったらヒマな事務所がいいのでは?

税理士の資格のメリットは独立開業ができて、独立後の頑張り次第で大きく稼げるってことですよね。(他の資格もそうでしょうけど)

 

だから人の事務所に勤めててもそのメリットは享受できません。さっさと独立すべきです。(もちろん、お世話になってる事務所の先生との仁義の問題もあるから、社会人としての最低限のマナーとして辞める時期は相談しないといけません)

 

忙しい事務所も給料は大して変わりません。(独立して頑張れば問題なくなります)むしろ、時間のほうが大事です。受験勉強を平行してやってるのなら勉強時間を確保しなければいけないし、家庭もある人もいるでしょう、将来の独立に向けての準備も必要でしょう。忙しい事務所だとそういったことができません。

 

要するに…

・どこの事務所に勤めても給料も仕事内容もさほど変わらない。(給料は独立したらなんぼでも増やせるし、仕事は独立してからでないとホントの意味での力はつかない)

・だったら時間を有意義に使えるヒマな事務所のほうが良い(ヒマというのはちょっと語弊がありますが、残業残業などで時間が苦しくギスギスした雰囲気でないという意味です)

 

※あと、先生との相性はしっかり見ておきましょう。ときどき、社会人として機能してない人がいますのでm(__)m