会社を潰す「金を払ってやってる」という感覚

商売とか、経営とかは詰まるところカネのやり取りなわけですが、払ってる方がエライとかそんな感覚を持ってると破綻しやすいです。

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「払う人」と「貰う人」

商売とか経営って、身も蓋もない言い方をすればカネのやり取りです。

カネのやり取りなので、お金を払う方と貰う方の両方が存在します。その時々によって払う方になったり貰う方になったりしますが、一般的にはカネを払うほうが力が強いと思われることが多いですし、そのように感じる局面に出会うことも少なくありません。

代表的なのが、給料のやり取りです。会社(経営者)は払う方で、従業員などは貰う方。 

どちらが偉くてとか大変とかそのようなことはなく(それぞれの立場に応じた大変さはありますから)役割が違うだけです。

金を払ってやってる

ただ一般的には、カネを払っている方がエライというような感覚が蔓延しているのも事実です。

期日通りに決まったカネを払うというのは、とても大変なことで、経営者の方でこの苦しみを知らない人はほとんどいないんじゃないでしょうか。

資金繰りが苦しくて支払いの際に窮する苦しみは経験した人でないとわからないのですが…

支払いを受ける方からすれば関係のないことでもあります。(身も蓋もないですけどね)

そういった感覚は見透かされる

カネを貰う方からすれば(商品の代金であったり仕事の対価であったりするわけだから「貰ってる」という言葉は 変ですけど、便宜上このように言います)、カネを払う方の「払ってやってる感」は透けて見えます。

そうなってくると、人間関係や商売の関係がうまくいかなくなる。

相手の言いなりにカネを湯水の如く使えとかそういうことではなく、サービスや商品あるいは仕事や業務の対価として代金を支払うときは「払ってる方が偉い」という感覚を捨てたほうが良いということです。

この感覚にハマってしまう人って意外と多くて、なかなか気づきにくいです。気づかないまま、従業員が辞めていったり外注先が離れていったり取引先にそっぽ向かれたり…

おカネの払い方ってホントに難しいですね^^;