ものを作る会社は歩留まりが大事なんだけど…

歩留まりとは、ものを作る会社でよく聞かれる言葉ですが、材料の投入量に対する完成品量の割合のことです。

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歩留まりとは

歩留まり(ぶどまり)とは、材料の投入量に対する完成品料の割合のことです。

たとえば、原料が牛乳で完成品がチーズだとすると、牛乳10リットル投入してチーズが2リットルできたとすれば、歩留まり率は20%です。

牛乳10リットル投入して、チーズ2.5リットルできれば歩留まり率は25%。

後者のほうが、効率的に製造できているとも言えますし、ロスが少ないとも言えます。

このように、歩留まりは高ければ高いほうが良いということが言えます。

ものを作る会社は歩留まりが大事

ものを作る会社というと製造業がパッと思いつきますが、製造業に限らず飲食業などでもものを作るので、歩留まりの考え方は広く用いられます。

ものを作る会社では、効率的にロスなくものを作ることができれば、それだけ利益が厚くなるので、会社にとってはいいことです。

歩留まりは、技術的あるいは物理的な問題からなくすことはほぼ不可能です。

ですが、歩留まりを良くすることは可能です。

技術革新を起こして歩留まりを良くするという方法も考えられますが、いつになるかわかりませんので、普段から歩留まりを意識して生産活動をするしかありません。

ゴミ箱にまだ食べられる部分が捨てられてた

飲食業を例にすれば、厨房のゴミ箱にまだまだ使える食材が捨てられている。野菜や肉などの端切れの部分など。

細かいようですが、そういったものをちょっとずつ管理していくことで、歩留まりが改善します。

歩留まりって言葉自体を知らない人も多くいます。

しっかりと歩留まりを意識させるのも経営者の責務でしょう。言ってもすぐに忘れる人もいますので、根気強くやれねばなりません。