創業時の社員は幹部にならない

残念ながら創業時の社員は、将来の幹部社員とならないことが多いです。

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社員は期待通りに動かない

経営をはじめて、忙しくなると人を雇います。身内であったり友人であったり、募集して他人を雇い入れたり。

人を雇うと、自分の代わりに雑用などをやってくれて、自分が他の仕事をする時間が確保できると思いがちです。

実際は、人を雇っても、自分の思い通りには動きません。

思い通りに動かないと、給料が高いと感じたり、ちょっとした言動が気になったりと精神衛生上もよくありません。

人を雇うときは、「社員は期待通りには動かない」ということを肝に銘じて雇うことでしょう。そうでないなら、人を(なるべく)雇わなくてよいビジネスモデルにすることですね。

なぜ動かない

要求のハードルが高いのかもしれませんし、教育の仕方が悪いのかもしれませんし、そもそも創業当初なので人材の質に問題があるのかもしれません。

個人的にいろいろと見てきて感じるのは、仕事内容と人材のミスマッチが多いと感じます。

将来の幹部になってほしいので、あるいは自分の右腕となってほしいので高次元の要求を課していたけれど、当の本人は底を目指していなかったり。

もっと単純に、営業してほしいと思っていても内勤の方に適正がある人物だったとか。

こちらのしてほしいことと、相手ができることがずれているということですね。

割り切るしかない

表題で、創業時の社員は(将来の)幹部にならないとしましたが、

そもそも創業時の社員は幹部を目指しているかもわかりません。

友人知人であれば、経営が大変なので好意などから助けてあげようと思っただけかもしれませんし、他人であれば将来の独立などのための勉強と割り切っているのかも。

話し合いをして、教育をして、というのは当然のことですが、そうであっても社員が経営者の思い通りにということはあり得ないので、それを肝に銘じて給料や仕事内容を決めていかざるを得ません。

そういうもんだと、割り切るしかないです。