同世代の人から相続に関する質問を受けることもあるのですが、前提がはっきりしないと相談の答えもはっきりしません。まずは親に確認するというのが大事ではないでしょうか。
終活ブーム
世間では就活がブームになっており、メディアなどでも取り上げられ、著名人の方なども元気な若いうちから終活をされているとニュースになっています。
そんな流れで、相続などに関する質問を同じ世代の方からも受けたりすることがあります。
だいたい同じくらいの世代の方から質問を受けると、親御さんもまだ元気なので、そこまで切迫した質問ではないのですが…
漠然と不安を持っておられることも多いです。両親が亡くなったあとの実家の建物と土地をどうするのかみたいなのも多いですね。
資産に対する課税が強化されるので
都市部の利便性の良い土地は別にして、郊外の土地だと処分に困るということは今後ますます顕著になると思われます。
ですので、ご両親と離れて暮らしている人の場合、実家の建物と土地をどうしようか思案中というのもよく聞きます。(相続税というより、所得税やら固定資産税が絡んでくる問題ですが)
空き家になると、固定資産税が高くなったりしますし
農地などを持っていたとしても、農業をしていなければ今後の税制改正の流れとしては、農業をしていない農地は課税が強化されるでしょうから
不安は尤もだと思います。
まずは親御さんに確認してみないと
ただ、こういった問題は自分ひとりで考えても埒が明かないので、
親御さんがどういった意向を持っておられるのか話し合うしかありません。
税理士としては、こういった場合の税金はこうなる…
といった説明はできるのですが、誰がどのように土地を使うのかなどといった前提条件が変わると、答えや対策も変わってきます。
聞きづらい話ではありますが、切迫していないときにこそ聞いてみるべきでしょう。どのくらいの財産があるのか、その金額は、処分しづらい財産についてはどのように考えているのか、誰にどの財産を引き継がせる予定か
お盆で帰省される場合には、良い機会ではないでしょうか。