仕事の進め方がわからないetcで、先輩や上司に質問をする。講義内容が分からないetcので、教授や講師に質問する。
質問するというのは、仕事や学習に対して前向きでないとしないことだから、その姿勢は大事です。
ましてや、教授や上司に質問をするのは勇気がいることですから。
なけなしの勇気を振り絞って、質問したのに答えてもらえない。「アイツなんか大っ嫌いだ」となってしまいがちですが、そんな場面を多く目にしてきた私からすると、大抵の場合、質問される側と質問する側の熱量に違いがあると、こういった不幸が起こります。
質問者は熱量を高めて
先輩社員や上司と、質問をする新人。
あるいは、教授や講師と、質問をする学生や生徒。
前者は、知識や経験だけでなくその道で食べてるわけですから、「熱量を持って」ことにあたっています。(過去の累積の熱量でも)
それに対して、後者は知識や経験や技量といったものは及ぶべくもありませんから、少なくとも相手を上回る熱量を持って質問しないと、噛み合わないでしょう。
相手の状況を考えて
先ほどの前者は、新人である質問者よりも難度が高くより多くの仕事をしていたり、研究をしていたり、講義の準備をしていたりします。
教える側は、教えられる側の3倍の知識がないと教えられないとも言われますから。
ですから、質問される側は基本的に忙しいし、疲れている。
とすれば、「調べればすぐに分かるようなこと」を聞くのは、失礼だし、相手が立腹するのも当然だと分かるはずです。質問者がより多くの熱量を持って下調べをしていれば、少なくとも相手は真摯に答えてくれるはずです。
相手の時間を無駄にしない
質問される側、先輩社員・上司・教授・講師などは「忙しい」です。
忙しい相手の身になって質問をすようとすると、自ずと質問の仕方、態度なども決まってくるでしょう。
相手が答えやすいように聞く。
論点を絞り、簡潔に答えが得られるように。
また、態度も、言い訳じみたことを言ったり反論したりはもってのほか。
質問される側は、相手のレベルを見て答えてるわけで、そこで浅薄な知識で反論しても、立腹されることはあっても関心されることはないでしょう。
また、自分で調べれば分かるのに、聞いた方が早いから聞くみたいな態度では、忙しい相手からすればどう見えるか自明でしょう。
熱量を履き違えない
質問者は熱量をもってことにあたらないといけませんが、その熱量を履き違えてはいけません。
よくあるのが、自分の知識を見せつけようとする。浅薄な知識で、反論する。
分からないから、教えを乞うているのに、反論すると、相手はどう思うでしょう。
ハタから見れば、よく分かることでも、当事者となると、やってしまいがちです。
反論するのは熱量ではありません。
それならば、聞かずに自分で納得いくまで調べれば良い。
謙虚さをもって聞かないと、相手が正解を教えてくれても、身になりません。