忙しい共働き夫婦こそ株式投資で資産形成|メリットと注意点【基礎編①】

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共働き夫婦の資産形成において、株式投資は重要な選択肢の一つです。忙しい生活の中でも、長期投資なら手間をかけずに資産を増やせます。

この記事では、株式投資の具体的なメリットを初心者向けにわかりやすく解説します。「株式投資ってリスクが高そう…」「何から始めればいいのかわからない」と思っていませんか?

しかしながら、何もしないのもまたリスクです。ならばリスクの低い長期投資の視点からその疑問を解決します。(増やした資産を教育費や老後資金に当てる方法は別記事に詳細にまとめてあります。あわせてご覧ください)

この記事は共働き夫婦の資産形成をテーマにしたシリーズの一部です。
全体像をおさえてから読み進めたい方はこちらの記事を先にどうぞ

共働き夫婦の資産形成戦略|株式投資と住宅取得をどう設計するか【全体編】
共働き夫婦が資産形成を合理的に進めるための3ステップ(貯蓄・投資・住宅)を税務・会計の視点から全体像を解説。更に詳細は個別記事に進んでいただけます。

株式投資のメリットを5つ解説

1.長期投資で資産を増やす

長期的に成長していく銘柄を選定することで資産を増やします。加えて、株式から得られる配当を再投資すれば、「複利」効果で資産を効率的に増やすことが可能です。

年5%の配当を再投資すると、20年で元本が倍以上になることも。

2.短期的な値動きに左右されない

経済は短期的には不安定でも、長期的には成長傾向にあるため、日々の騰落に一喜一憂する必要がありません。

リーマンショック後の市場も、数年で回復しています。

3.手間がかからず共働き夫婦に最適

長期投資は「買って持つだけ」のシンプルな手法で、忙しい生活でも実践しやすいです。

「買って持つだけ」つまりバイアンドホールドのスタイルなら、買ったあとは基本的に何もしません。

4.配当収入で生活費を補填

株式投資のメリットの一つは配当収入で生活費を補填できること

株式投資の魅力は、預金よりもはるかに高い配当です。その中でも、高配当株を保有することで、生活費や余暇費用に充当することが可能です。

株式が1,000万円で、年利5%であれば年間50万円の配当収入が得られます。

5.インフレ耐性と流動性の確保

預貯金に比べ、株式は物価上昇に伴い価値が上がることが知られています。

つまり、預貯金のまま保有していることも一種のリスクであるので、一部の資産は株式として保有することはリスクヘッジの観点からも合理的です。

また、流動性に優れています。流動性とは換金のしやすさのことですが、株式市場が開いていれば換金は可能なので、いざという時の支出のために株式投資していたお金を充てることも可能です。

株式投資の注意点:知っておきたいリスクと対策

短期的な値動きに一喜一憂しない

株価は日々動くものですから、敏感になりすぎると、精神が保ちません。長期的な視点で、日々の値動きに惑わされないことが重要です。

対策:株価チェックは半年に1回程度で十分。あくまで長期の目標に集中するのがよいでしょう。

余裕資金で運用する

投資の注意点は余裕資金で運用すること

投資は、余剰資金で行うのが原則。生活費やもしものための予備資金は現預金で確保するとよいでしょう。

対策:緊急時に株式を売却するリスクを考慮し、生活費の6ヶ月分程度は現預金として確保しておきましょう。

リスクを分散する

特定の銘柄や業種に集中すると、大きな損失を被る可能性があります。

対策:基本的な方針として、複数の銘柄に分散投資し、リスクを軽減しましょう。

まとめ:共働き夫婦に株式投資が最適な理由

①長期投資は、資産を増やしつつリスクを抑える理想的な方法です。

②忙しい共働き夫婦でも無理なく取り組めます。

③配当収入やインフレ耐性を活用して、安定した生活基盤を築くことができます。

まずは証券口座を開設し、株式投資を始める準備をしましょう。次の記事では、証券口座の選び方や投資の第一歩について解説します。

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