簿記を勉強すると、精算表って書類が登場します。簡単に言うと、決算に際してどんな処理したかを一覧表示した書類です。
精算表とは、決算にあたってどんな処理をしたかを一覧表示した書類です。簿記を学習するとたまーに記載したりしますが、実務ではほとんど見かけません。
現代では、天然記念物級の珍しい書類の精算表なんですが、手書きで作成したことがある人ってどのくらいいらっしゃるんでしょうか?
じつは、勤務時代に作成してました(笑)
いくつかの事務所でお世話になったのですが、そのうちの一社で作成してました。
よくある、B4の集計用紙(コ◯ヨ製)を使って、手製で精算表を作成します。手書きで!(一枚の用紙に収まらない場合は、紙を切り貼りします。もちろん、手作りです。精算表は、お客さんには渡しません。内部資料です)
一般的な会計事務所では、決算処理を行った後、税額が確定するとクライアントに電話して、税額を伝えます。その数字をもとに、納税資金を用意したりするわけです。
税額を伝える際に、どうしてそのような数字になったのかの根拠もお伝えします。その際に、精算表を見ながら説明するというわけですね。
( ちなみに、気の利いた事務所では、決算の数ヶ月前に決算予想を行い、どのくらいの数字になるかは説明済みです。事務所によっても、決算予測を行うところもあれば、行わないところもあります。
また、クライアントの経理レベル等によっても、物理的に決算予測を行うことが困難な場合もあります。
現在では、クライアントの状況にもよりますが、決算予想・打ち合わせはしっかりやっています )
まぁ、決算の数字が一目で分かる書類があれば便利ですよね。別に精算表を作る必要は感じませんが…
個人的には、精算表を作ることに手間をかけるんだったら、クライアントに説明するための、説明用書類を丁寧に作り込んだほうが、良いのではとも思いますが… 現在は、そうしてます。
(紙で作った精算表は、決算の途中で数字が変わると、修正が大変だったなぁ…)