見込み客の方や、知り合いの方からの依頼で税金をなるべく下げてほしい旨(つまり節税)の要望を受けることがありますが、勉強と同じく節税も「一夜漬け」は利きにくいです。
迫ってこないとやらない…
決算間際の法人などの節税について依頼を受けることがあります。あるいは、依頼とまでは言わないまでもどうしたら税金を下げられるかというような。
ぎりぎりになっても節税策を取ることは可能なのですが、方法は限られますし、リスクもそれなりにあります。
学生の頃の試験勉強と同じで、一夜漬けでやるとバッチリとヤマが当たって効果を発揮することもあれば、さっぱりの事も。
結局、日頃からチョットづつでも復習しておけばよかった…ということになりがちです。
学生時代の勉強でも、テストが迫ってこないと何故が危機感がわかなくて勉強をしないということがありがちですが、節税も同じく、決算が近づいてこないと何もしていないというのでは状況は変わりません。
本質は「めんどくささ」の積み重ね
学生時代のテスト勉強は、授業でわからなかったことを調べたり、ノートを見返したり、テキストを読み込んだり、場合によっては教師や友達に質問したりと日々の「めんどくささ」の積み重ねで成り立っています。
そのあたりを端折ってしまうと、超がつく天才は別にして、テストで苦しむことになります。 赤点をとったり、単位を漏らしたり、最悪の場合には留年したり。
テストの場合には、追試でなんとかなることもありますが、会社の経営や決算では追試はありません。
節税策が取れなかったからとして、即座に会社が潰れたりということはないでしょうが、ダメージは小さくない場合も多いです。
結局、「しっかりとした」節税をするためには、日頃から「めんどくささ」を積み重ねるしかありません。
具体的には…
具体的には…
・金銭出納帳をつける
・預金出納帳をつける(どういった収入支出かの記録を残しておく)
・給料台帳などを整備して人件費を分かりやすくまとめておく
・固定資産台帳を整備しておく
etc…
もっと、端的に言えば、不明事項をなくし必要なデータがすぐに集まる体制を整えておくってことでしょうか。日頃からこまめに整理をしておくということなんですが、めんどくさいですが、一番確実です。