経理初心者用、会計ソフトの選び方

経理をはじめようとするとついてまわる問題が、「どの会計ソフトにするか?」です。

会計ソフトを使わずに経理事務をするというのは非効率ですから、経理をするにあたっては何らかの会計ソフトを選択・購入することになります。(会計ソフトを使わずに、Excel等で管理するという方法もあり得ますが、一般的ではないので割愛します)

 

会計ソフトと一口に言っても特徴は様々ですので、何も考えずに選ぶと後々面倒くさいことになります。

 

会計ソフトを選択するにあたっては、費用もそうですが「初心者(簿記を知らない人)向け」なのか「簿記を知っている人向け」なのかを良く確認すると良いでしょう。

 

代表的な会計ソフトを初心者向け、簿記を知っている人向けに分類すると…

①初心者向け→弥生会計、会計王

②簿記を知っている人向け→PCA、JDL、勘定奉行、ミロク

といった分類になります。

 

さらに②の簿記を知っている人向けの会計ソフトの中でもPCAや勘定奉行は少し大きな企業向けになり、弥生会計は小規模事業者向けと言われています。

 

さて、初心者向けの会計ソフトと簿記を知っている人向けの会計ソフトの大きな違いは何でしょうか?

 

大きなポイントとしては、入力の方法が異なります。初心者向けの場合には、テキスト入力が出来たり、最初の1文字目を入力すれば該当する候補が絞られたりといった機能を備えています。

 

一方、簿記を知っている人向けの会計ソフトは勘定科目ごとに割り当てられた科目コード(3桁〜4桁程度の数字)で入力する必要があります。

 

簡便性を考えると、初心者の方は初心者向けの会計ソフトを使われる方が無難でしょう。

 

あと、弥生会計などでは、個人事業主向けのソフト(やよいの青色申告)と法人までをカバーするソフト(弥生会計)があります。将来の法人化の予定があったり、事業規模をどんどん拡大しようと言う場合には最初から法人までをカバーするソフト(弥生会計)を選択しておいた方が良いでしょう。

 

会計ソフトは導入にあたっての設定で躓くと面倒になりますので、税理士に相談するなど慎重に決定しましょう。