◯◯業は先行きが暗いとか、◯◯士は食えないとか、よく耳にしますが、実際のところは当てになりません。
決算書からしから分からない
他人様の商売が儲かっているのか、そうでないのかは、外から見ているだけでは分かりません。
数年間の決算書をじっくり見れば、儲かっているのか、お金に困ってないかなどが見えてきます。
税理士や銀行マンでもなければ、ほかの会社の決算書を見る機会はそうそうありませんので、普通は他人様の商売の具合などわからないのです。
断片的な情報で判断してるだけ
近所のラーメン屋は行列ができているから儲かっているらしい。のような、目に見えたり聞いたりした断片的な情報で、儲かってると判断しているだけですが、行列ができていることと、儲かってる(利益がたくさん出ている)こととは別です。
行列ができていても、原価が高くてシンドイとかはザラにありますし、行列がなくても例えば持ち帰りで稼いだりして、利益を出しているところはあります。
結局、断片的な情報で判断しているだけなのです。
人はそう思いたいように考える
断片的な情報でも、客観性があればまだマシ。なかには、自分がそのように思いたいから、結論ありきで考える場合もあります。
◯◯になろうとしたけれどなれなかった人が、どうせ◯◯は儲からないよ…て考えたり。
そして、それを聞いた人が◯◯は儲からないのかと思えば、そんな雰囲気や空気が形成されます。
儲かってる人は儲かってるとは言わない
あと、儲かってる人は「ウチは儲かってる」とは言いません。
儲かってると言ったところで、別に何もいいこともないですしね。先人の知恵でもあるでしょう。
だから、儲かってない人の話しか聞こえてこない。
すると「◯◯業は儲からない」という声ばかりが聞こえて来る。
人はそう思いたいように考えるし、聞きたいことだけを聞こうとするので、「◯◯業は儲からない」という空気が増幅されます。
儲かるだけでなく
儲かるとかだけでなく、「◯◯の仕事は楽らしい」とかも一緒です。
世の中の仕事に楽なことなんてあるわけないのですが…
なので、本当に大事なことは自分の目と耳と足で調べて判断しなければならないでしょう。
まあ、自分が仕事にしようと思うのであれば、そこまでやるでしょうけど、そうでなければ、そこまでやらないので、そういった無責任な「◯◯は儲からない」はなくならないでしょうし、それに惑わされる人もなくならないでしょうけど。
これから起業しようと思う人は、ネガティブな情報だけに惑わされないように頑張っていただきたいですね。