売上の大きさ=図体の大きさ=リスクの大きさ

事業用の保険では、保険料などは売上金額に応じて決められていることが多いです。売上が大きいと、リスクも大きいということでしょう。

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売上が大きいと…

事業用の保険などでは、保険料は売上の金額に応じて決まります。税理士の報酬も、売上金額に応じて決められていることが多いです。もちろん、売上だけで金額が決まるものではありませんが、売上高が大きければそれだけリスクも高まるので、保険料や報酬も大きくなるということでしょう。

売上が大きいというのは、人間の体に例えれば、図体が大きいということになります。

図体(身体の大きさ)が大きければ、たくさん食べないと生きていけませんし、怪我をすると深刻な怪我になることが多いです。(図体が大きければ少々の怪我でも耐えられるということもあるかもしれませんが)

要するに、体がデカくなれば、何でもたくさん必要になるよということです。

デカイ体は、血液もたくさん

体を動かすためには、血液が必要ですが、会社の血液というとお金ということになります。人間の体の約8%は血液だそうで、その半分が無くなると死んでしまうのだとか。

よくプロレスラーが流血していて、大量の血液を流していますが、プロレスラーは体がでかいので、血液の量も多いのだとか。

会社の血液、つまりお金もなくなると死んでしまいます。ちなみに、会社の場合、月商の1ヶ月分〜3ヶ月分くらいは現預金を持っておきたいところです。いずれも比率の問題なので、売上が大きくなればなるほど、金額ベースで考えると必要となる金額は大きくなります。

大きくなればリスクも増す

必要となる金額が大きくなれば、資金の手当てもそれだけ大変になります。数百万円であればすぐに調達できても、数億円ではすぐには調達できないというような感じです。

会社の売上が大きくなるのは一見するといいことのように思えます。しかし、大きくなればなるほどリスクも大きくなっていることを理解しなければなりません。急激に売上が上がると、資金不足に陥って経営危機に瀕するというケースもよく有ります。 
(参考)資金繰り 急激な売上拡大は資金ショートに注意 

つまり、売上も人間の体と同じく、自分自身にあった大きさを知り、大きくするにしても適度なペースが良いということでしょう。