
共働き夫婦の強みを活かそう
共働き夫婦は、夫婦それぞれに収入があるため有利な側面もあるものの、税負担も重く、子育て・家事・介護・スキルアップの勉強など多忙を極めています。
経済不安を和らげるために、共働きをしていても、将来の不安解消のための資産形成をじっくりと考え、取り組む時間が少ないのが現状ではないでしょうか。
この記事では、多忙な共働き夫婦が始めやすい資産形成の3つのステップをご紹介します。これを読めば、貯蓄と投資、住宅取得のポイントがわかります。
ステップ1:それぞれの貯蓄目標を立てて共有する
共働き夫婦の場合、財布を別々にすることが多いと思います。
企業でもそうですが、文化や風土の異なる2社が合同で事業を行うのは困難を極めますから、無理に財布を一緒にするのは避けたほうが無難であり、合理的です。
そうすると、家計用の共同口座を作り、お互いのお金を出し合う。残ったお金は各自が自由に使って良いこととするが、貯蓄目標と進捗はおおまかでも良いので共有しておく。
という運営形態が良いと思われますし、うまくいっているケースが多いです。
ステップ2:上場株式を買う準備をする
緊急資金として現預金を生活費の6〜12ヶ月分程度確保すれば、ある程度投資に回せる資金も出てきます。
これを金融資産に余剰資金を回すなら、上場株式(大型・財務安定・高配当)がおすすめです。投資信託やローリスクな商品に比べてリターンが見込め、インフレ対策にもなります。
実践方法
- 証券口座を開設する:
まずは大手証券会社やネット証券で口座を開設。共働き夫婦なら、夫婦それぞれが口座を持つのも効果的です。 - 銘柄選定を始める:
大型株や高配当銘柄をリストアップし、少額から購入を始めましょう。
上場株式がおすすめの理由
インフレに強い:
株式は物価上昇に伴う価値増加が期待できる。配当が得られる:長期的に見れば、配当収入が老後資金の補助になる。
投資信託の代わりに選ぶ理由:
投資信託は手数料が割高でリターンが低いものも多い。上場株式ならコストを抑えつつ直接投資が可能です。
なお、上場株式の購入は、年間で年収の1割程度をめやすに、緊急資金とのバランスを考慮して行えばよいでしょう。年収1,000万なら100万がめやす、なかなか厳しいですが出来なくもない金額です。
ステップ3:住宅を資産形成の中心に据える

資産形成の中核となるのは住宅です。まだ購入していない場合は、早めの準備をおすすめします。すでに住宅を所有している場合も、老後に住宅ローンが残らないように繰上返済などの計画を見直しましょう。
実践方法
住宅取得の計画を立てる:
まずは頭金やローンのシミュレーションを行い、無理のない計画を立てます。
フルローンでの住宅購入は、資産形成の観点からも無謀です。30%程度は頭金を準備すべきです。
住宅ローンの返済スケジュールを見直す:返済期間や金利を見直し、老後に負担が残らないよう調整します。
なお、住宅ローン控除を有効活用するため、住宅ローン控除が終わってから繰上返済しましょう。
メリット
安定した生活基盤を確保:
家賃がかからないことで老後の生活コストを抑えられます。老後に住む場所がある、という精神的な安定感も、重要だと考えます。
資産価値の維持:
土地比率の高い住宅は、将来的にも資産として価値を持ちやすいです。
まとめ:3ステップで資産形成を始めよう
共働き夫婦の資産形成は、まずは小さな一歩から始めることが大切です。
①貯蓄目標を共有し
②上場株式の準備をし
③住宅を計画的に取得する。
この3つを意識するだけで、将来への不安が大きく軽減されます。
どれも、日々メンテナンスをしなければならないことではありません。ときどき、たとえば年に一度話し合ったり、考えたりすれば手間はかかりません。
なるべく早く行動することで、時間を味方につけて、資産形成に加速度をつけると、数年後に大きな差になっていることを実感できるでしょう。